少林寺拳法とは?
少林寺拳法とは、宗道臣が日本で創始した武道であり、中国武術そのものではない。武術の体系であると同時に「人づくりの行」であり、「護身練胆」「精神修養」「健康増進」の三徳を兼ね備える「身心一如」の修行法をとり、「技」と「教え」と「教育システム」を3本の柱としている。技の特徴は、護身を旨とする拳法。教えの中心思想は「自己確立」と「自他共楽」。教育システムとしては、数百ページにわたる教範、入門から高段にいたるまでの修行計画が記された科目表で文書化標準化が図られ、また特に指導者育成機関として禅林学園(専門学校)を有している。
少林寺拳法グループは、宗教法人金剛禅総本山少林寺、一般財団法人少林寺拳法連盟、学校法人禅林学園、少林寺拳法世界連合(WSKO)、SHORINJI KEMPO UNITY、の5つの組織からなる。中国武術のひとつである少林拳とは全く関係ない。
少林寺拳法/
身体と心をバランスよく修行
身体と心は一体のもの。少林寺拳法は身体(つよさ)と心(やさしさ)の両面を、バランスよく修養します。
なぜなら優しい心だけ持っていても、力がなければ誰かの役に立ったり、助けたりすることはできません、また、どれだけ力があっても、誇りや信念がなければ、正しい力の使い方はできないからです。
少林寺拳法の指導者について
また、平日の夜に修練を行っている道場が多いのは、指導者は別に職業を持っており、その上で少林寺拳法の指導(普及活動)を無償で行っているからです。
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少林寺拳法の修行の内容
少林寺拳法の修行では、技法の修練(易筋行)を中心に、鎮魂行(教えの唱和と座禅・呼吸法)、作務(掃除など)、学科(教えの理解)や指導者による法話(講話)、地域社会への奉仕活動などが行われています。
誰でも生涯学べます
体力に合わせて、自分のペースで修行できるカリキュラムがあるから老若男女楽しめます!
このカリキュラムは世界共通のものなので、仕事や進学などで別の道場へ行っても、継続して修行することができます。
少林寺拳法/
道場では、誰かと組みになり修練することが主体となります。お互いを信頼しながら、サポートし合い、カリキュラムに沿って一歩ずつ学んでいきます。こういった修練を繰り返すことにより、自分の強さとともに、相手を思いやる心を身つけることができます。さらにそれを支える「生きる力を養う教え」があり、護身の技術と同時に、人としての誇りや品格を身につけることも目指しています。